[Data Speaks]

2012年12月26日(水)

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本誌読者は、電子メールを1日にどのくらい利用しているのか。平均送信数は、「10件以上30件未満」が45.0%を占めた（図1）。仮に1通のメールを作成するのに3分かけるとすれば、30件なら90分。普段は意識しないかもしれないが、かなりの時間を割いていることになる。

図1　1日に送信する平均メール数

平均受信数は「10件以上50件未満」が40.3%と高く、「50件以上100件未満」が33.3%と続く（図2）。「100件以上300件未満」という回答も19.7%と少なくない。

図2　1日に受信する平均メール数

受信メールの中には当人宛ではなく「CC」や「BCC」で送られてくるものも相当数あるのが通例だ。こうしたメールの大半は、当人が直接関与しない用件で、必ずしもチェックしなくてよいものが含まれる。実際に「CC」や「BCC」で送られてきたメールを開かないと答えた人は39.4%に達し、「とりあえずあの人にも送っておこう」という行動が、メール数をいたずらに増やすことにつながってる実態が窺える（図3）。

図3　「CC」や「BCC」で受信したメールを開かない割合

受信メール数が多い人ほど「CC」や「BCC」で送られてきたメールを開かない傾向にある（図4）。1日の労働時間内で人がメールに割ける時間は限られるので、当然とも言える結果だ。それにしても、10件未満しかメールを受信しない人であっても26.9%が「CC」「BCC」メールを開いておらず、メールのやり取りのスタイルが形骸化していると読み取れる。